半歩ずつ。ナオミのぼちぼち日記

近畿大学で出前授業をさせていただきました。

充填機メーカーナオミ 代表取締役の駒井です。
去年の年末、近畿大学経営学部のマーケティングを専攻されているゼミ生の方に、出前授業をさせていただきました。

今回の出前授業は、いつもの授業のしかたと、少し違います。
今回は、2コマの時間をいただいたのですが、最初の1コマは、私たちから会社のリアルな課題を学生に伝えました。
そして、1ヵ月後、次の1コマで、学生の方から、その課題を解決するためにはどうすればよいか、提案プレゼンをしてもらうというものでした。

なかなか面白い授業ですよね~。

1か月前に出した課題は、『ナオミの新卒採用』についてです。
5人1組で、5チームの学生さんたちに、こんな風にしてはどうかと、いろんなアイディアを出してもらいました。
その中で、非常に面白い案を出してくれたチームがありました。

「面接を、今までの形ではなく斬新な方法でやってみてはどうか」という提案でした。

1、 飲み会、ランチに誘う
2、 面接は面接者も学生も私服
3、 面接者が自己PRプレゼンテーションをする
4、 将棋、麻雀、囲碁などのゲームをする
5、 ビジネスコンテスト
6、 大学1回生の採用  などです。

既成概念に縛られている私には、なるほどなあと思うことばかりでした。
特に、6番目の大学1回生の採用はいいなあと思いました。

なぜいいなぁと思ったかというと、まず、大学生は1回生から働くを考える意識が芽生えます。
採用をしたのちは、バイトとして働いてもらうのでミスマッチを解消できます。
入社したときには、すでに相当の戦力になっているので、学生は自信がついています。
学生にとっても、企業にとっても、非常にいい採用になるのではないかなと思いました。

また、教えられたこともありました。
それは、企業の採用ページには、入社したのちにどんな教育制度があるのかを、詳しく書くことが必要だということです。

学生の方にすれば、社会に出ることは非常に不安が大きい。
その時に、ちゃんと面倒を見てくれる企業であることが分かれば、その会社を選ぶ確率は、かなり高くなるというのです。
考えてみれば、分かることではあるのですが、学生の方から言われて、なるほどなあと思いました。

あとは、今回このプレゼン大会を通して、中小企業と大学の関係性を、学生の方も、非常に望んでいるということが分かりました。
今回のように、学生の方と一緒に中小企業の講演会を作ったり、企業の採用ページを作ったりすることができれば、
お互いを深く知ることにつながり、お互いにとって、メリットがあると感じました。

今後、いろんな大学でそんなことができていけば、学生と企業のミスマッチが、少しでも防げるのではないかと思います。ぜひ、実現に向けて動きたいと思います。

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